Liquid AIは、テキスト・画像・音声向けの意思決定モデルd1-Omni-2BのGGUF版LiquidAI/d1-Omni-2B-GGUFをHugging Faceで公開しました。CPUおよびGPUでのローカル推論向けで、llama.cppでの対応はggml-org/llama.cpp#31275のマージ待ちです。
Liquid AIはMITの計算機科学・人工知能研究所から生まれた基盤モデル開発企業で、パソコンや携帯端末などへの実装を対象にLiquid Foundation Modelsを展開しています。
何が新しいか
ベースモデルのd1-Omni-2BはLFM3-Omni-2Bを基に構築されています。トークンを生成せず、1回のフォワードパスで較正済みの回答を返す点が特徴です。パイプライン種別はaudio-text-to-text、ライセンスはotherです。
llama.cppでの対応範囲
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応する質問形式 | noul、choice、score |
| 対応する入力 | テキスト、JSON、画像、音声クリップ、音声による質問 |
| 未対応 | multiple choice("multiple": true)、extraction、estimates、boxes |
試し方・要件
PR ggml-org/llama.cpp#31275がマージ・リリースされるまでは、同PRからllama.cppをビルドする必要があります。サーバーは次のコマンドで起動します。
llama-server -hf LiquidAI/d1-Omni-2B-GGUF:Q8_0 -b 8192 -ub 8192
質問は1バッチで読み込まれるため、-bと-ubは質問のstateとメディアを保持できる大きさが必要です。画像1枚が使えるのは最大で-ubの半分で、8192に設定すると画像1枚あたり4096トークンの予算を確保できます。値を小さくすると予算も下がります。
起動後は/v1/systemoneエンドポイントにJSONで質問を送ります。
- テキストは
state、画像はimages、音声はfilesにdata URI(base64)で含めます。 questionsに質問名ごとにtype、instructions、必要に応じてcriteriaを指定します。choiceは選択肢をキーと説明の組で、scoreは段階を配列で与えます。- 音声による質問では、
instructionsにinput_audioパート(dataとformat: "wav")を指定します。 - 画像または音声がstate全体を構成する場合、
stateはnullにできます。

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