OpenBMB、9Bのオムニモーダル「MiniCPM-o 4.5」を公開

スペック

総パラメータ9B
ライセンスapache-2.0
重みの公開オープンソース公開
配布形式・量子化int4, GGUF
4bit量子化の目安メモリ約5.4GB(16GB以上のメモリで実行可能な目安)

メモリの目安はパラメータ数×0.6バイトの概算で、実際はコンテキスト長と実装で変わります

OpenBMBは2026年2月6日、総パラメータ9Bのオムニモーダルモデルopenbmb/MiniCPM-o-4_5をApache-2.0ライセンスで公開しました。OpenCompassの平均スコアは77.6で、OpenBMBは視覚言語性能がGPT-4oとGemini 2.0 Proを上回り、Gemini 2.5 Flashに近いと説明しています。

何が新しいか

MiniCPM-o 4.5は、SigLip2、Whisper-medium、CosyVoice2、Qwen3-8Bを基盤にしたエンドツーエンドのモデルです。新機能はフルデュプレックスのマルチモーダルライブストリーミングです。リアルタイムの映像と音声の入力ストリームを同時に処理しながら、テキストと音声を並行して出力します。入力と出力が互いにブロックすることはありません。LLMは入力ストリームを監視し、1Hzの頻度で発話するかどうかを判断します。この仕組みにより、モデルはライブの場面を理解しながら、リマインドやコメントを自分から発することができます。

このほか、次の機能を備えています。

  • 1つのモデルでinstructモードとthinkingモードの両方に対応
  • 英語・中国語のリアルタイム音声会話(声を設定可能)
  • 短い参照音声による音声クローニングとロールプレイ。OpenBMBはクローニング性能がCosyVoice2を上回るとしています

仕様・性能

項目 値
OpenCompass平均(8ベンチマーク) 77.6
画像解像度 最大180万画素(任意のアスペクト比)
動画 最大10fps
対応言語 30以上
発話判断頻度 1Hz

OpenBMBによると、OmniDocBenchのエンドツーエンド英語文書解析ではGemini-3 Flash、GPT-5、DeepSeek-OCR 2を上回りました。MMHal-BenchではGemini 2.5 Flashと同等です。アーキテクチャ面では、全ストリームをミリ秒単位でタイムラインに同期させ、時分割多重(TDM)でLLMバックボーンに渡します。音声トークンデコーダーはテキストと音声のトークンを交互にモデル化しており、1分を超える長い音声も安定して生成できるとしています。

試し方・対応環境

  • 精度100%の基本利用: Nvidia GPU上のPyTorch推論
  • ローカルCPU推論: llama.cpp、Ollama
  • 量子化モデル: int4とGGUFで16サイズ
  • 高スループット・メモリ効率重視の推論: vLLM、SGLang
  • マルチチップバックエンド: FlagOS
  • リアルタイムWebデモ: GPUやMacBookなどのローカルデバイスにデプロイでき、フルデュプレックスのライブストリーミングを手元で試せます

OpenBMBは、GitHub、CookBook、Omni-modal Demo、Vision-Language Demo、CaseBookも用意しています。

背景

QwenはAlibaba Cloudが開発する大規模言語モデルのファミリーで、MiniCPM-o 4.5はそのQwen3-8BをLLM部分に使っています。

この記事の固有名詞

コメント (0)

まだコメントはありません。

コメントを書く

2000文字以内