UnslothはMiniMaxAIのMoEモデル「MiniMax-M3」(総パラメータ約428B、活性約23B)向けの実験的なGGUF unsloth/MiniMax-M3-GGUF を公開し、Jun 12 UpdateでUnsloth Studioでの実行に対応しました。llama.cppでは開発中のPR #24523からビルドすることで、このGGUFを実行できます。
UnslothはAIモデルの実行と学習のためのツール群で、量子化形式への出力やローカルモデルのコーディングエージェントへの接続に対応しています。
何が新しいか
MiniMax-M3はMoEとMiniMax Sparse Attention(MSA)を組み合わせ、テキスト・画像・動画に対応するモデルです。原文によると、MSAにより1MコンテキストでM2比prefill 9×、decode 15×の高速化を実現し、1トークン当たりの計算量を1/20に減らしています。推論モードはthinking(複雑な推論、エージェントタスク向け)とnon-thinking(チャットやコード補完など低レイテンシ向け)の2つです。Unslothは5-bit GGUFをUnsloth Studioで動かす例を示しています。
仕様
| 項目 | 値 |
|---|---|
| アーキテクチャ | MoE + MSA |
| 専門家数 | 128(トークンごとに4がアクティブ) |
| レイヤー数 | 60 |
| コンテキスト長 | 1M tokens |
| モダリティ | Text, Image, Video |
| 精度(元モデル) | bfloat16 |
| ライセンス | MiniMax Community License |
試し方・要件
llama.cppでのMiniMax-M3対応はpreliminaryの段階で、PR #24523からビルドします。
git clone https://github.com/ggml-org/llama.cpp
cd llama.cpp
git fetch origin pull/24523/head:minimax-m3
git checkout minimax-m3
cmake -B build -DGGML_CUDA=ON
cmake --build build --config Release -j --target llama-cli llama-server
量子化版は次のように実行します。
./build/bin/llama-cli -hf unsloth/MiniMax-M3-GGUF:UD-IQ1_M
- モデルが約428Bと大きいため、
-ngl 99で複数GPUにオフロードするか、重みをCPU RAMに置きます。 - MSAはまだサポートされておらず、推論はdense attentionにフォールバックします。
- 推奨パラメータは
temperature=1.0、top_p=0.95、top_k=40です。 - Transformersで使う場合は ≥ 4.52.4 と
trust_remote_code=Trueが必要です。 - 元の重みは
hf download MiniMaxAI/MiniMax-M3 --local-dir MiniMax-M3またはModelScopeから取得できます。MiniMax AgentやMiniMax APIからも利用できます。

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