Survival LLMは、インターネット接続なしで動作する無料のローカルAIアシスタント兼緊急情報ライブラリです。約930,000件のWikipedia記事やFEMA・CDCのガイダンスを手元のMacまたはWindowsに保存し、回答ごとに根拠の記事と該当箇所を示します。Hacker Newsでは99ポイント・64コメントを集めました。
何ができるか
AIモデルとライブラリはすべてコンピューター上に置かれ、質問は外部へ送信されません。アカウントとトラッキングも不要です。回答には参照した記事が一覧表示され、クリックすると該当箇所がハイライトされた状態で原文を確認できます。PDF、Word文書、電子書籍、メモなど自分のファイルを追加すると、AIがそれらも検索します。オープンソースで、ライセンスはMITです。
メモリ別のモデルと緊急テスト結果
アプリは起動時にメモリ量を確認し、適合するモデルをダウンロードします。テストは停電・応急手当に関する22問で、公式ガイダンスの要点を正しく答えたかをブラインド採点したもので、ライブラリの以前のビルドで実施しています。
| 環境 | モデル | 緊急テスト | モデルサイズ |
|---|---|---|---|
| Mac(メモリ128 GB以上) | NVIDIA Nemotron 3.5 Super | 22問中21問 | 80 GB |
| Mac(32〜96 GB) | Qwen3.8 27B | 22問中21問 | 18 GB |
| Windows PC(32 GB以上) | NVIDIA Nemotron 3.5 Lightning | 22問中19問 | 25 GB |
| Mac/PC(16〜31 GB) | IBM Granite 4.2 8B | 22問中14問 | 6 GB |
開発側は、小さいモデルほど誤りが多いため情報源を確認するよう求めています。MacBook Proでの計測では、回答中の消費電力が約100 W、1問あたり5〜40秒で、満充電で約100〜300問に回答できるとしています。
ライブラリの内容とサイズ
Wikipediaの閲覧数上位約930,000記事、WikiMed、MedlinePlus、UK Medicines A to Z、WikEM、Ready.gov(FEMA)、CDCの旅行者向け健康情報、米軍の医療・サバイバルマニュアル、wikiHow、iFixit、Appropedia、Stack ExchangeのQ&Aなどを収録します。各情報源は独自のライセンスを持ち、一部は非商用利用のみで、ライセンスは記事ごとに表示されます。
| 構成 | ダウンロード | インストール後 | インストール中の追加空き容量 |
|---|---|---|---|
| フルライブラリ | 9 GB | 19 GB | 約27 GB |
| Wikipedia・iFixit除く | 1.3 GB | 3 GB | 10 GB |
対応環境と導入手順
- 対応Mac: Apple Silicon(M1以降)、macOS 14 Sonoma以降。アプリは212 MB
- 対応Windows: 64-bit Windows 10/11。アプリは25 MB
- 空きディスク: モデルサイズ+5 GB、加えてライブラリのインストール中の追加容量
- 初回設定のみインターネット接続が必要で、所要時間は20分〜約2時間半(操作は約5分)
- Mac版またはWindows版をダウンロードして解凍します。WindowsではZIPを右クリックして「Extract All」を選びます。
- Macでは「Survival LLM」、Windowsでは解凍フォルダー内の
Survival LLM.batをダブルクリックします。 - セットアップに従い、AIエンジン(Macはアプリに内蔵)、適合モデル、ライブラリをオンライン中にダウンロードします。
初回起動時にブロックされた場合、MacではSystem Settings > Privacy & Security > 「Survival LLM was blocked」 > 「Open Anyway」を選びパスワードで確認します。Windowsでは「More info」から「Run anyway」を選びます。アップデートはアプリ下部から1クリックで行え、モデル・ライブラリ・ファイルは保持されます。

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