Anthropic、Claude Opus 5.5向けプロンプトガイドを公開 出力は30%超高速

AnthropicはClaude Opus 5.5向けのプロンプトガイド「Prompting Claude Opus 5.5」を公開しました。Claude Opus 5.5はClaude Opus 5より出力トークンの生成が30%超高速で、同じタスクをより少ないトークンで完了する傾向があると説明されています。Hacker Newsでは97ポイント・91コメントを集めています。

ガイドが扱う内容

ガイドは、Claude Opus 5からの挙動差と、それに対応するプロンプトおよびハーネスのパターンを説明するものです。既存のClaude Opus 5向けプロンプトは変更なしでも良好に動作するとされ、Prompting Claude Opus 5のパターンも出発点として妥当だとしています。

扱われる項目は、努力レベルの調整(effort calibration)、thinking無効時のプロンプト、無人エージェント実行、stop_reason: "refusal"が返るセーフガード拒否、ユーザー向け進捗更新、複数アプリをまたぐワークフローでのコンテキスト探索、マルチエージェントのハーネス向け時間シグナル、チャットのシステムプロンプトでのthinking指示、ユーザーメッセージ内の貼り付けテキストの明示、複雑な視覚入力向けツール、フロントエンド設計のデフォルトです。ガイドは「観察している症状に合うセクションから読む」形式で構成されており、たとえばターンがClaude Opus 5より長く高コストになる場合は努力レベルの調整、密なチャートや図表・スクリーンショットへの回答で細部が抜ける場合は複雑な視覚入力向けツールを参照する形になっています。Claude Opus 5からの移行に伴う4件の破壊的API変更については、別途マイグレーションガイドを参照するよう案内しています。

努力レベルとエージェント型コーディング

Claude Opus 5.5のデフォルト努力レベルはmedium effortです。Anthropicのテストでは、このデフォルトのmedium effortで、エージェント型コーディングやコードレビューにおいてClaude Opus 5のhigh effortと同等以上の性能を、より少ないステップとより少ないトークンで達成したとしています。

項目 内容
出力トークン生成速度 Claude Opus 5比で30%超高速
デフォルト努力レベル medium effort
エージェント型コーディング/コードレビュー デフォルトのmedium effortでClaude Opus 5のhigh effort同等以上、ステップ数・トークン数はより少ない
トークン消費 同じタスクをより少ないトークンで完了する傾向

モデルが最も強いのは実際のリポジトリ上での複数ステップ作業で、大規模コードベースの変更をテストが通るまで進めるような用途が挙げられています。長時間の自律作業の持続性もClaude Opus 5より優れ、並列サブエージェントを使い監督をほとんど入れずに端から端まで実行する数時間規模の監査やマイグレーションが例示されています。早期テスターからは、Claude Opus 5より多くのバグを検出し誤検知が少ないコードレビューが報告され、変更内容を平易な言葉で説明する点も挙げられています。

知識作業と視覚入力

Anthropicは、誤った数値の提示や誤った出典の引用が大幅に減ったと説明しています。金融モデリングでは、取引向けの財務モデルと1ページ要約の作成や、バリュエーション用ワークブックの誤りの発見・修正が改善したとしています。長い計画スレッド内で曜日が合わない日付、スライド内で元の数値と一致しないチャートなど、大きな入力の中で見落としやすい細部も捕捉するとされ、生成するスプレッドシート・スライド・文書は共有前の編集が少なくて済むとしています。

コミュニケーション面では、エージェント作業の途中の進捗更新と完了時の要約で、何をしたか・何を見つけたか・利用者に何が必要かを平易に述べるとされています。チャートや図表、スクリーンショット、コンピュータ操作については、追加のツールなしでClaude Opus 5より正確に視覚素材を読むとしています。

背景

ClaudeはAnthropicが開発する大規模言語モデルのファミリーで、文章や画像を入力として扱い、コード作成やツール利用に対応し、Claude APIからアプリケーションに組み込めます。

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