Meta、ブレラ美術館でAIグラスによる視覚障害者向け鑑賞を8作品で試験

Meta、ミラノのピナコテーカ・ディ・ブレラ、EssilorLuxotticaは、視覚障害者・弱視者の美術鑑賞をAIグラスで支援する試験プロジェクト「Sensing Art – Discovering Masterpieces Beyond What Meets the Eye」を開始しました。対象はパイロットに選ばれた8点の作品です。

MetaはFacebook、Instagram、WhatsAppなどを運営し、AIグラスやVR機器などのデバイスを開発する企業です。

何が新しいか

ピナコテーカ・ディ・ブレラは、MetaとEssilorLuxotticaが開発したAIグラスを美術館の既存アプリ「Grande Brera app」と連携させました。このアプリには、Associazione Nazionale Subvedenti(ANS)が視覚障害者・弱視者向けに開発した音声ツアーガイドが含まれています。協力団体にはANSのほか、Unione Italiana dei Ciechi e degli Ipovedenti(UICI)、Fondazione Istituto dei Ciechi di Milanoが加わっています。原文によると、イタリアには全盲者・視覚障害者が100万人超います。

機能

機能 内容
作品認識 8点の対象作品の前に立ち、グラスから作品認識を起動
音声解説 形状・構図・視覚的細部を言葉にするDescriVedendo方式。フレーム内蔵のオープンイヤースピーカーで再生
オリエンテーション 作品間の移動用に短い案内音声
Meta AI 文脈や周囲の環境について質問
Be My Eyes 視覚のあるボランティアや資格を持つオペレーターから、移動や実用的な作業のリアルタイム支援

オープンイヤースピーカーにより、来館者は周囲への注意を保ち、周りの人とも自然にやり取りできるとしています。プロジェクトは視覚障害者・弱視者とのテストと相談を重ねて開発しました。

利用条件と予約方法

  • 利用は予約制で、場所はピナコテーカ・ディ・ブレラです。
  • 利用時間は火曜日から金曜日の10:00〜16:30です。
  • educazione@pinacotecadibrera.org に、日付、時刻、特定の要件を記載してメールで予約します。

関係者のコメント

MetaのVP AccessibilityであるMaxine Williams氏は、障害のある人々との継続的な対話から生まれた取り組みだと述べています。Grande Brera DirectorのAngelo Crespi氏は、長年取り組んできたDescriVedendoを技術との組み合わせで拡充できるとコメントしました。

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