AnthropicはClaude Code v2.1.299を公開し、200K+ tokenの会話が約54分アイドル状態になると1時間のプロンプトキャッシュ失効前に圧縮する「idle compaction」を端末に追加しました。次のメッセージで会話全体を再処理せずに済むようにする機能です。
Claude Codeは、Anthropicが提供するコーディングエージェントで、端末、IDE拡張、デスクトップアプリ、ウェブから利用できます。
主な追加機能
CLAUDE_CODE_DISABLE_FILE_MENTIONS:@によるファイル参照で、ファイル内容ではなくパスをClaudeに渡し、Claudeがファイルツールで読みます。- idle compaction:最小トークン数は
CLAUDE_CODE_IDLE_COMPACT_MIN_TOKENSで変更でき、settings.jsonの"idleCompaction": falseで無効化できます。どちらもv2.1.290以降が必要です。 - agent viewで
/effortと/fastにより新規セッションの初期設定を指定でき、引数なしの/model、/effort、/fastはピッカーを開きます。 claude self-hosted-runner orchestratorの--shutdown-drain-sec:SIGTERM時にポーリングを止め、実行中のポールとspawn hookに指定秒数まで完了を待ちます。claude plugin evalの--disallow-toolsとdisallowed_toolsケースフィールド:Agentなど特定の組み込みツールを評価実行から除外します。- managed settingsで導入されたmod向けに、添付画像・文書のバイト列を読む
$.prompt.mediaと、サインイン方法や組織・メールを返す$.session.identity()を追加しました。 - Claude apps gateway経由のセッションとClaude DesktopのCodeタブで、
CLAUDE_CODE_ATTRIBUTION_HEADER=0により帰属表示ブロックを外せます(Codeタブはgatewayのcode policyのenvで設定)。 /usageにmax effort、workflows、always-on context、大きなツール結果の警告を追加しました。
数値と設定
| 項目 | 値 |
|---|---|
| idle compactionの最小会話サイズ | 200K+ token |
| 圧縮までのアイドル時間 | 約54分 |
| プロンプトキャッシュ有効期限 | 1時間 |
カスタムANTHROPIC_BASE_URLのデータ未着待機 |
180秒→300秒 |
| 機能に必要なバージョン | v2.1.290以降 |
主な修正
- カスタム
ANTHROPIC_BASE_URL配下のgateway固有モデル名で、200K tokens付近で「Prompt is too long · automatic compaction failed」となる問題を修正しました。 - サンドボックス内のシェルコマンドが、サンドボックス外で再読み込み・実行される
--plugin-dirフォルダに書き込めた問題を修正しました。 - 実行時に組み立てる
rmを含む読めないスクリプトは、CLAUDE_CODE_STRICT_INLINE_SHELL_RM_PROMPT=1を設定しない限りプロンプトを出さなくなりました。 - WSL2でWindowsドライブに書き込めるサンドボックスが
bwrap: Can't mkdirで失敗する問題、HTTP経由のMCP接続が30秒ハングする問題(#99014)、/usageなどが100%超を表示する問題(#92238)を修正しました。 - 2.1.296のリグレッションとして、クラウド/headlessセッションが再開時に承認済みツール呼び出しを2回実行し得る問題と、CoworkやクラウドセッションでのEdit/Retry失敗を修正しました。
- サードパーティgatewayのAPIキーがAnthropicへの各種リクエストに載る問題、CJKや絵文字の折り返しで最終行が欠ける問題、デバッグログ時のメモリ増加なども修正しました。

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