zai-orgはオープンウェイトモデル「GLM-5.3」のBF16版 zai-org/GLM-5.3-BF16 をHugging Faceで公開しました。社内のZ.ai Code BenchでGLM-5.2比50%の改善を示し、CyberGymでは84.5と比較表の中で最高値を記録しています。GLMはZ.aiが開発するAIモデルのファミリーで、APIのほか重みを公開したモデルもあります。
何が新しいか
GLM-5.3はGLM-5.2と同じベースモデルを使い、性能向上はすべてポストトレーニングによるものとzai-orgは説明しています。GLM-5.2に比べて複雑なコーディングと長期タスクに強く、Terminal Bench 3.0とAgents' Last ExamでオープンソースSOTAを達成したとしています。また、ポストトレーニングの拡大に伴いサイバー能力が想定以上に伸び、CyberGymの脆弱性発見でstate of the art、エクスプロイト系ベンチマークではGLM-5.2の2倍以上になったと記載しています。ライセンスは other です。
ベンチマーク
| ベンチマーク | GLM-5.3 | GLM-5.2 |
|---|---|---|
| Terminal Bench 2.1 | 88.2 | 81.0 |
| Terminal Bench 3.0 | 28.3 | 4.6 |
| DeepSWE (v1.1) | 66.9 | 46.2 |
| NL2Repo | 58.0 | 48.9 |
| SWE-Marathon (v1.1) | 42.5 | 19.4 |
| CyberGym | 84.5 | 77.2 |
| ExploitGym (2h / 6h) | 105 / 130 | 29 / 39 |
| ExploitBench | 54.4 | 24.4 |
| AutomationBench (v1.0.6) | 48.2 | 26.2 |
| Agents' Last Exam (ALE-CLI) | 28.5 | 23.8 |
| HLE w/ Tools | 62.5 | 54.7 |
| GDPval-AA v2 | 1769 | 1508 |
比較表では、AutomationBenchでGLM-5.3が48.2(次点はKimi K3の46.7)、GDPval-AA v2でGLM-5.3が1769(次点はFable 5の1743)となり、いずれも表中の最高値です。一方、Terminal Bench 3.0はGPT-5.6 Solが34.6、ExploitGymはGPT-5.6 Solが216 / 293で、GLM-5.3を上回っています。Agents' Last ExamはGPT-5.6 Solの28.6に対しGLM-5.3が28.5です。
HLE w/ Toolsは temperature=1.0、top_p=0.95、最大生成長163,840トークン、最大コンテキスト長300,000トークンで評価しています。NL2Repoは max_new_tokens=64k、1Mコンテキストで評価しています。
デプロイ方法と推論設定
GLM-5.3はSGLang、vLLM、TokenSpeed、Transformers、KTransformers、Unslothでデプロイできます。Ascend NPUではvLLM-Ascend、xLLM、SGLangなどが対応しています。
reasoning_effortで思考予算をlow、high、maxの3段階から指定できます。未指定時(または他の値の場合)はmaxになり、low・highは明示的に渡す必要があります。ベンチマーク再現時はmaxのままにするよう案内しています。- チャットテンプレートの
clear_thinkingは未指定時falseです。チャット用途ではclear_thinking=trueを明示的に渡します。

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