zai-orgはオープンウェイトモデル「GLM-5.3」をHugging Faceで公開しました。社内のZ.ai Code BenchでGLM-5.2比50%の改善を示し、Terminal Bench 3.0では28.3(GLM-5.2は4.6)を記録しています。
GLMはZ.aiが開発するAIモデルのファミリーで、文章生成や推論、コード作成、ツールを使う処理を対象としています。
何が新しいか
zai-orgによると、GLM-5.3はGLM-5.2と同じベースモデルを使い、性能向上はすべてポストトレーニングによるものです。複雑なコーディングと長期的タスクを強化し、Terminal Bench 3.0とAgents' Last ExamでオープンソースSOTA、脆弱性発見のCyberGymでSOTAを達成したとしています。原文は、ポストトレーニングを拡大する中でサイバー能力が想定より速く伸びたと述べ、エクスプロイト系ベンチマークではGLM-5.2の2倍以上のスコアを示しています。ライセンスはotherです。
ベンチマーク
| ベンチマーク | GLM-5.3 | GLM-5.2 |
|---|---|---|
| Terminal Bench 2.1 | 88.2 | 81.0 |
| Terminal Bench 3.0 | 28.3 | 4.6 |
| DeepSWE (v1.1) | 66.9 | 46.2 |
| NL2Repo | 58.0 | 48.9 |
| SWE-Marathon (v1.1) | 42.5 | 19.4 |
| CyberGym | 84.5 | 77.2 |
| ExploitGym (2h / 6h) | 105 / 130 | 29 / 39 |
| ExploitBench | 54.4 | 24.4 |
| AutomationBench (v1.0.6) | 48.2 | 26.2 |
| Agents' Last Exam (ALE-CLI) | 28.5 | 23.8 |
| HLE w/ Tools | 62.5 | 54.7 |
| GDPval-AA v2 | 1769 | 1508 |
同じ表の比較対象では、GPT-5.6 SolがTerminal Bench 3.0で34.6、DeepSWEで72.7、ExploitGymで216 / 293を記録しています。Kimi K3はTerminal Bench 3.0で17.4、DeepSeek-V4 Pro-0813はCyberGymで83.3です。
評価条件として、HLE w/ Toolsはtemperature=1.0、top_p=0.95、最大生成長163,840 tokens、最大コンテキスト長300,000 tokensで評価しています。NL2Repoは1Mコンテキスト・max_new_tokens=64k、DeepSWEはmini-swe-agentハーネスで400Kコンテキスト・timeout=6hの条件です。
ローカルでの動かし方
モデルIDはzai-org/GLM-5.3です。対応フレームワークはSGLang、vLLM、TokenSpeed、Transformers、KTransformers、Unslothで、Ascend NPU向けにはvLLM-Ascend、xLLM、SGLangが使えます。
推論設定の注意点は2つあります。
reasoning_effortで思考量をlow/high/maxの3段階から選べます。未指定またはその他の値ではmaxになり、ベンチマークやリーダーボードを再現する場合は既定のmaxを使います。- chat templateの
clear_thinkingは未指定時falseです。チャット用途ではclear_thinking=trueを明示します。

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