inclusionAI、Ling-3.0-flash用482MドラフトモデルUBTreeを公開

スペック

総パラメータ481,983,774 (482.0M)
ライセンスMIT License
重みの公開モデル重みを公開
配布形式・量子化BF16
4bit量子化の目安メモリ約0.3GB(16GB以上のメモリで実行可能な目安)

メモリの目安はパラメータ数×0.6バイトの概算で、実際はコンテキスト長と実装で変わります

inclusionAIは、inclusionAI/Ling-3.0-flash向けのスペキュレーティブデコーディング用ドラフトモデル「Ling3-Flash-UBTree-B16」をHugging Faceで公開しました。保存パラメータ数は481,983,774(482.0M)、重みはBF16でMIT Licenseです。

何が新しいか

UBTreeは、unigram proposerとbigram selectorを組み合わせるドラフト方式です。処理は次の4段階です。

  1. DFlashバックボーンが将来位置の候補トークンを並列に提案する
  2. selectorが隣接候補間の遷移を並列にスコアリングする
  3. 検証予算内で有望な枝を残してツリーを構築する
  4. 対象モデルがツリーを検証し、受理された継続を確定する

論文(arXiv:2609.39972)は、高温度の対象モデル出力に対してrenormalized KLで教師付けするtree-native trainingも提案しています。学習はDFlashでwarm startした後、バックボーンとUBTree selectorを同時に学習しています。

仕様

項目 値
アーキテクチャ Ling3UBTreeModel
バックボーン 全結合注意Transformer 5層
隠れサイズ 2,560
Attention heads / KV heads 32 / 32
対象モデルの補助特徴層(0始まり) 1, 11, 23, 29, 35
ドラフトブロックサイズ 16(anchor込み)
候補top-k ドラフト位置ごとに64
デフォルト検証ツリー予算 64 non-root nodes + 1 anchor

名称の「B16」はドラフトブロックサイズを指し、検証ツリーのノード予算ではありません。トークン埋め込みとLMヘッドは対象モデルと共有しており、その重みは482Mに含まれません。

利用条件と試し方

このチェックポイントはinclusionAI/Ling-3.0-flashと併用する前提で、単独のテキスト生成モデルとしては使えません。inclusionAIはLing3向けUBTreeのSGLang統合をまだオープンソースで公開しておらず、インストール手順とサービング例は統合の公開後に追加するとしています。SGLangはLMSYSのもとで公開されている推論フレームワークです。

ベンチマーク

GSM8K、MATH-500、AIME 2025、HumanEval、MBPP、LiveCodeBenchのAcceptance lengthとSpeedupはいずれもTBDです。Acceptance lengthは検証1ステップあたりに確定するトークン数の平均(対象モデルのトークンを含む)、Speedupは同一ハードウェア・入力・デコード設定での対象モデル単独の自己回帰デコードとの比較と定義しています。ランタイムのバージョン、ツリー予算、並列度、計測手順は結果と併せて報告するとしています。

この記事の固有名詞

コメント (0)

まだコメントはありません。

コメントを書く

2000文字以内