Liquid AI、1GB未満で動く推論モデルLFM2.5-1.2B-Thinkingを公開

スペック

総パラメータ1.17B(モデル表記は1.2B)
コンテキスト長32,768 tokens
ライセンスother
重みの公開Original model checkpoint in native format;GGUF、ONNX、MLX形式も掲載
配布形式・量子化GGUF、MLX-8bit
4bit量子化の目安メモリ約0.7GB(16GB以上のメモリで実行可能な目安)

メモリの目安はパラメータ数×0.6バイトの概算で、実際はコンテキスト長と実装で変わります

Liquid AIは、オンデバイス向けの推論モデルLiquidAI/LFM2.5-1.2B-ThinkingをHugging Faceで公開しました。1.17Bパラメータで1GB未満のメモリで動作し、AMD CPUで239 tok/s、モバイルNPUで82 tok/sのデコード速度をうたっています。

Liquid AIはMITの計算機科学・人工知能研究所から生まれた基盤モデル開発企業で、パソコンや携帯端末への実装を対象にLiquid Foundation Modelsを展開しています。

何が新しいか

LFM2.5はオンデバイス展開向けのハイブリッドモデルファミリーです。LFM2アーキテクチャを基盤に、事前学習を10Tから28T tokensへ拡張し、大規模な多段階強化学習を加えています。LFM2.5-1.2B-Thinkingはそのうちのテキスト専用の汎用推論モデルです。ベースモデルはLiquidAI/LFM2.5-1.2B-Baseで、同ファミリーにはInstruct版、日本語最適化版のJP、VL-1.6B、Audio-1.5Bも並びます。

仕様と推奨設定

項目 値
レイヤー数 16(double-gated convolution blocks 10 + GQA blocks 6)
学習トークン数 28T tokens
語彙サイズ 65,536
知識カットオフ 2024年中頃
デコード速度 AMD CPU 239 tok/s、モバイルNPU 82 tok/s
生成パラメータ temperature: 0.05、top_k: 50、repetition_penalty: 1.05

対応言語は英語、アラビア語、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、スペイン語です。Liquid AIはagentic tasks、data extraction、RAGでの利用を推奨し、knowledge-intensive tasksとprogrammingには推奨していません。

提供形式と試し方

llama.cpp、MLX、vLLMが初日から対応しています。Liquid AIはネイティブ形式のチェックポイントに加え、GGUF、ONNX、MLXの各形式を掲載しています。

  • ネイティブ形式(LFM2.5-1.2B-Thinking): TransformersとvLLMでのファインチューニング・推論向け
  • LFM2.5-1.2B-Thinking-GGUF: llama.cppと互換ツール向けの量子化版。CPU推論とローカル展開に最適化
  • LFM2.5-1.2B-Thinking-ONNX: ONNX Runtimeでクラウド、エッジ、モバイルのハードウェアアクセラレーション推論向け
  • LFM2.5-1.2B-Thinking-MLX-8bit: Apple Silicon搭載MacでMLXを使う推論向け

チャット入力はChatMLに類似した形式で、tokenizer.apply_chat_template()で自動整形できます。ライセンスはotherです。

ツール呼び出し

ツール一覧はシステムプロンプトにJSONオブジェクトとして渡すか、tokenizer.apply_chat_template()にtoolsとして渡します。モデルはデフォルトで特殊トークンに挟まれたPythonのリスト形式の関数呼び出し(例: [get_candidate_status(candidate_id="12345")])を出力し、システムプロンプトで指示すればJSON形式にも切り替えられます。実行結果をtoolロールで返すと、モデルがそれを解釈して平文で最終回答を生成します。

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