GPT-5.6 Sol、CodexでFactorio平和モードを13.5時間でクリア

Ryan Madden氏は2026年10月31日、OpenAIのGPT-5.6 SolがCodex上でFactorioの平和モード(bitersなし)をゲーム内時間13.5時間でクリアした検証結果を公開しました。Codexは、OpenAIが提供するコーディングエージェントです。

実験の条件

項目 内容
モデル GPT-5.6 Sol
実行環境 Codex
思考レベル low thinking level
ゲームモード 平和モード(bitersなし)
クリアまでのゲーム内時間 13.5時間
操作の制約 GUIを使う人間のプレイヤーと同じ(到達範囲、戦場の霧など)

Madden氏はゲームマネージャーを介し、Pythonで実装した小規模ライブラリからモデルにゲームを操作させました。前回はBashでしたが、今回はPythonに切り替えています。このライブラリはプログラム経由の操作を可能にしつつ、人間のプレイヤーと同じ制約を適用します。ランマネージャーは画面録画に加えて、ゲーム全体の生産統計も記録しました。

プレイの経過

Madden氏は当初、青サイエンスの研究完了で打ち切る予定でした。しかしSolが予想以上に順調だったため、続行を決めました。その後、青サイエンス段階で起きると想定していたスケーリング上の問題がより後の段階で現れ、進行が大きく鈍りました。ロケット打ち上げに到達できたのは、Solが一部の生産システムを接続できなかった問題を、工場内のエリア間で物資を繰り返し運ぶ「手作業」で補ったためです。

一方で、GPT-5.5による過去の試行では輸送ベルトをまったく使えない問題がありましたが、今回はこの点が改善しています。

背景と今後

Madden氏はこれまでにも、Claude CodeにFactorioをプレイさせる実験や、エージェント用テストベッド「Faketorio」を公開しています。同氏はFactorioについて、プログラミングに似ていながらカジュアルな観察者にも挙動が伝わりやすく、モデル能力の性質について直観を得る媒体になると位置づけています。今後は他のモデルや思考レベル、平和モード以外での実行を試す予定です。Hacker Newsでは88ポイント、82コメントを集めました。

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