Open3DLab、SFMLab、SmutBaseの運営者は、Roblox所属を示すユーザーエージェントtrellis2-data-sourcing/1.0を名乗るクローラーが、2026年10月15日・16日に712プロジェクト・1,027ファイル、計145.5 GBのモデルを許可なくダウンロードしたと報告しました。
何が起きたか
運営者は10月18日(日)、サイトとダウンロード基盤への大量リクエストに気付きました。クローラーは全リクエストで同じユーザーエージェントtrellis2-data-sourcing/1.0 (3D foundation model research; [redacted]@roblox.com)を送り、単一のAWSアドレスからアクセスしていました。まず34時間で26,429件のリクエストを送り、18,926件のプロジェクトのメインページを閲覧しました。運営者はこれを「事実上カタログ全体」と表現しています。その後、プロジェクトのファイルをダウンロードしました。ダウンロード数を抑えた主な要因は、クローラーが無料のダウンロードサーバーを使っていた点です。無料サーバーには速度と同時ダウンロード数に上限があります。
取得された規模
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| データ量 | 145.5 GB |
| ファイル数 | 1,027 |
| プロジェクト数 | 712 |
| SmutBaseからの取得 | 224プロジェクト・364ファイル・54.8 GB |
| 成人向けプロジェクト | 345(62.6 GB) |
| 非商用限定ライセンス | 423プロジェクト |
SmutBaseは成人向けコンテンツのみを扱うサイトです。SFMLabでも成人向け指定のプロジェクトが取得対象に含まれていました。運営者によると、クローラーは成人向けとそれ以外を区別せず、同じ割合で取得していました。
規約違反と運営者の対応
運営者によると、クローラーはrobots.txtを取得しながら内容を守らず、スクレイピングを禁じる利用規約と、クリエイターのライセンスにも反していました。運営者は10月18日の朝にクローラーを遮断しました。クローラーは10月19日と20日にもアクセスを試みましたが、サーバーはすべてのリクエストをブロックしました。運営者はRobloxにコメントを2度求めましたが、返信はありませんでした。
運営者の推測
運営者は、クローラーがRobloxの3D基盤モデル向けに学習または評価データを集めていた可能性が最も高いと見ています。ただし、それを証明はできず、ファイルが実際にモデルへ使われたかどうかも分からないとしています。名称にある「trellis2」については、Microsoftが2025年後半に公開したオープンな3D生成モデルTRELLIS.2を指す可能性を挙げています。一方で、単なるプロジェクトのコードネームである可能性もあるとしています。また運営者は、TRELLIS.2の公開データツールキットにはWebクローラーが含まれていないと述べています。

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