Xiaomi MiMo、1.02TのMoE「MiMo-V2.5-Pro」をMITで公開

スペック

総パラメータ1.02T
活性パラメータ42B
コンテキスト長MiMo-V2.5-Pro: 1M; MiMo-V2.5-Pro-Base: 256K
ライセンスMIT
重みの公開オープンソース
配布形式・量子化FP8 (E4M3) Mixed
4bit量子化の目安メモリ約612GB(単体のマシンでは難しい規模)

メモリの目安はパラメータ数×0.6バイトの概算で、実際はコンテキスト長と実装で変わります

XiaomiMiMoは、総パラメータ1.02T・活性パラメータ42BのMoE言語モデルMiMo-V2.5-Proと、そのBaseモデルMiMo-V2.5-Pro-BaseをHugging FaceとModelScopeでMITライセンスのもと公開しました。Pro版は最大1M tokensのコンテキストに対応し、エージェント処理、複雑なソフトウェアエンジニアリング、長期タスク向けに設計しています。

何が新しいか

MiMo-V2.5-Proは、MiMo-V2-Flashで導入したハイブリッド注意機構と3層のMulti-Token Prediction(MTP)を採用しています。原文は、数千回のツール呼び出しにわたる複雑な軌跡を1Mトークンのコンテキストで維持できるとしています。事後学習にはSFT、大規模なエージェントRL、Multi-Teacher On-Policy Distillation(MOPD)を使っています。

アーキテクチャと学習

項目 内容
注意機構 SWAとGAを6:1で交互配置、SWAウィンドウ長128
KV-cache削減 nearly 7x(learnable attention sink biasで長文脈性能を維持)
MTP dense FFNの軽量MTPモジュール×3、推論時の出力速度3倍
事前学習 27T tokens、FP8 mixed precision、ネイティブ32k seq length
コンテキスト長 Pro: 1M / Base: 256K

MTPはRL学習時のrollout高速化にも使えるとしています。モデル表では、ProとBaseの精度をいずれもFP8 (E4M3) Mixedと記載しています。

ベンチマーク

Baseモデル評価では、MiMo-V2.5-Pro BaseをMiMo-V2.5 Base(15B/310B)、DeepSeek-V4-Pro Base(49B/1.6T)、DeepSeek-V4-Flash Base(13B/284B)、Kimi-K2 Base(32B/1.04T)と比較しています。

ベンチマーク MiMo-V2.5-Pro Base DeepSeek-V4-Pro Base Kimi-K2 Base
MMLU (5-shot) 89.4 90.1 87.8
MMLU-Pro (5-shot) 68.5 73.5 69.2
GSM8K (8-shot) 99.6 92.6 92.1
MATH (4-shot) 86.2 64.5 70.2
HumanEval+ (1-shot) 75.6 - 84.8
LiveCodeBench v6 (1-shot) 39.6 - 26.3
SWE-Bench AgentLess (3-shot) 35.7 - 28.2
GPQA-Diamond (5-shot) 66.7 - 48.1

長文脈では、OpenAIのGraphWalksを32k〜1M input tokensで評価しました。MiMo-V2.5-Proは512kでBFS 0.56/Parents 0.92、1MでBFS 0.37/Parents 0.62でした。V2 Proは128kを超えると急速に劣化し、1Mでは両タスクとも0.00でした。

入手方法

  • MiMo-V2.5-Pro: Hugging Face XiaomiMiMo/MiMo-V2.5-Pro またはModelScope
  • MiMo-V2.5-Pro-Base: Hugging Face XiaomiMiMo/MiMo-V2.5-Pro-Base またはModelScope

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